2017年03月01日

ごあいさつ

 陽射しが明るくなり、まだ少し冷たい風のなかにもやわらかな春の訪れを感じます。「せんせい〜、保育園、きれいなぁ!」工事を終えた園舎を見ながら元気な声で卒園生が遊びに来てくれました。近況報告や生活発表会で頑張ったお話を聞きながら、お母さんと「太田にいたころの生活発表会は、恥ずかしくていつものようにいかなかったり、前日はテンションあがりすぎて怪我したり色々あったね〜」当時を笑いながらも懐かしみ、小学校入学を目前として心も身体もたくましく成長したことをいっしょに喜び合いました。
 2月最後の日曜日、正規職員で今年度の保育の振り返りとして、まとめの会議を行いました。それぞれのクラスから、4月当初から保育のなかで大切にしてきたこと、悩んだこと、自分自身保育士として学んだこと、そして子どもたちのことを話し合いました。若い職員の考えや悩みに共感しながら耳を傾け、何年経験を積んでも悩みながら子どもたちとしっかり向き合って保育をする大切さをベテラン保育士に学び、そして大きくなった子どもたちの成長を確認し合いました。振り返ることは、反省するためではなく、過ごしてきた毎日を丁寧に積み重ね、前へ一歩進もうとする時、とても大切なことだと思います。1日1日は上手くいかないことが多くても1年を大きく振り返った時、保護者のみなさんもきっと、仕事と子育ての大変な毎日のなかで、確かに積み重なっている日常とお子さんの成長を感じられるのではないでしょうか。3月は、大きくなった喜びとともに一歩前へ進む時です。保育園という場所で、子どもも大人も小さな積み重ねを大切に、子ども集団が豊かに育ち、保護者集団がつながり合い、職員集団がお互いの立場を尊重しながら働き学び合えるよう、これからも人と人が育ちあう安心できる居場所になれる保育を丁寧に積み重ねたいと思います。
 今年度も保護者の皆様、地域の皆様、数々のご協力頂き、また子どもたちの成長を温かく見守って下さり、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。               園長   小窪美保子
posted by じぃじ at 14:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする